白髪が生えている中年男性は、私の周りには2人だけいます。
まずは片方の人物の白髪について考えてみます。
その人は、私の自宅の隣人さんです。まだまだ現役で会社勤めをしていて、朝は早くから家を出て夜は日付が変わる直前に帰ってくることが多くあります。
そのためか、白髪をなかなか染められないという愚痴をこぼしていました。
しかしながら、彼の白髪は味があって格好いいとさえ思っています。
そのように思うのはどうしてだろうと考えてみたのですが、きっと白髪が頭部全体を覆っているからです。
冒頭で挙げた人物の中で隣人ではない方の人は、私の会社の上司です。
彼はといえば、白髪が部分部分に生えていて何となく格好悪いと思っています。
やはり、隣人の白髪の生え具合が絶妙なバランスを保っているからだと感じました。
白髪というものは、生えるメカニズムも色も個人差はありません。
ところが、生えている状況によっては格好良さが劇的に変わるということは事実だと思います。
私の周囲の二人の中年男性からも分かるように、白髪が生えているという事実だけでは何も評価できません。
身だしなみとして成立するのは、髪全体が白髪になっている状態だと私は考えているのです。